手術室看護師が他科に転職するのに有利な科

初めて就職する科が手術室の方も少なからずおられると思います。希望の動機としては手術や体の中、麻酔に興味があったなど様々だと思います。その後経験を積んで他の科に転職する場合どの科が有利なのかを紹介したいと思います。

1.手術の内容を分かっている整形外科

手術室出身の一番の強みは一体どの様な主義や方法で手術を行っているかを実際にDrと着いて見て理解している点です。

病棟の方もある程度の手術の勉強をしますが、実際に見て体感し、Drの話を聞いたり先輩に確認しながら手術に着くのと参考書や手術記録を読んでいるだけでは知識や内容の把握には雲泥の差があります。

予め予定していた手術内容はあくまでも予定であり、実際に手術が開始されると途中で変更する事も多いにあり得ます。又、その方の疾患や怪我、病気の進行、合併具合により個別の手技が取られる事もあります。

その刻々と変化する状況を間近で体感する事で手術の後の看護にも役に立ちます。整形外科では体には異物となるボルトやネジを刺したりします。ただ腸を取るよりも感染のリスクはかなり上がります。

そこの看護や、器具の可動域を考えながらの看護等が役に立つ事になるでしょう。特に男性看護スタッフは力もあると言う事で手術室から整形外科に移動になるケースも多いようです。

手術を見ていないスタッフに言葉で説明してもなかなか伝わりにくい事も多いですが、自分が実際に一緒に手術についているとその経験が有利になります。

2.クリニックでは眼科

街の中や商店街の中には眼科のクリニックが多く営業しています。これからも超高齢社会は継続するなかで白内障は避けては通れない疾患になります。

街の中の眼科では日帰りで行える白内障の手術を取り扱っているクリニックが殆どです。普段は看護師不在で営業し、手術の日のみ看護師を雇い、手術の介助であったり静脈穿刺、ルートキープを依頼して運営しているクリニックもあります。

小さな個人の眼科クリニックですと週に1日を手術の日と決めておりそれ以外は眼科検診やコンタクトレンズ、眼鏡の調整、その他の処置を行っています。看護師としては週に1回の出勤になるのでダブルワークの方等が所属しています。

手術室勤務以外の方でも白内障の手術に着く事は可能ですが、如何せん、看護師不在のクリニックが多い中全く未知の状態で申し送りを聞く事は困難です。その為予め大きな病院等で手術室経験のある看護師を雇う事が殆どになります。

白内障の手術は看護師1年目等の経験が浅いスタッフでも着く事が出来る手術になるので手術室を経験した事のある看護師にとっては割のいい仕事になるでしょう。

3.あまり知られていないが、透析科

分かりやすい手術の一つにシャントの作成があります。シャントはその後透析へ移行する人の為の手術になります。一度作れば一生使える訳ではなく、ある程度の年数やその人の血管によっては数年で使用出来なくなってしまいます。

長い間透析を行っている方は数回シャントとの作り替えを余儀なくされる事もあります。シャントの作成方法も数種類あります。シャントを作成して早い人では一週間入院、透析をした後に退院し透析サテライトへ移行します。

その透析サテライトで勤務する場合、シャントの走行を知っているのと知らないのでは大きな違いがあります。透析科で必ず手術室経験者が重宝される訳ではないのは、シャントの種類は有名でネットや参考書で調べると容易に想像出来るようになっています。

その為、あまり重宝される訳ではありませんが、知っていて透析科のスタッフになるのは強みだと言えます。他にもシャントが詰まった時にPTAを行う事があります。その方法も実際どの様な事をするのか知っていた方が患者さんにも説明がしやすいです。

以上の様に手術室からの転職は多くの可能性を秘めています。外来業務ばかり就いていると病棟勤務に少し尻ごみする事もありますが、手術室で培った経験や知識はそれ以降色々と役に立つ情報になるでしょう。

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